防水カメラなら雨ざらしでも大丈夫?IP規格だけでは決められない理由

3秒でいうと:「屋外対応」「IP66」と書かれたカメラでも、どこへでも雨ざらしで付けてよいわけではありません。水が入りやすいのは、本体より配線のつなぎ目や壁の穴であることも多いからです。

IP66の「6」と「6」は何を表す?

IPコードは、機器の外郭がほこりや水の侵入をどの程度防ぐかを示す表示です。IP66なら、最初の6は防じん、後ろの6は強い噴流水に対する保護の等級を表します。

ただし、これは決められた条件で確認された保護性能です。「水中で使える」「すべての設置方法で絶対に浸水しない」という意味ではありません。

雨水はカメラ以外の場所から入る

  • LANケーブルや電源線のコネクター
  • 防水ボックスのふたやパッキン
  • 壁へ通した配線の穴
  • ケーブルを固定した部分
  • 軒先から伝ってくる水

屋外対応のカメラ本体が無事でも、接続部へ水が入ると映像が途切れたり、端子が腐食したりします。壁の貫通部から建物内へ雨水が回ることもあります。

トモネのここ注意

「防水」は魔法のことばじゃないよ。カメラ本体・接続部・配線・壁の穴まで、ひとつの設置として考えよう。

軒下に付ければ安心?

軒下は雨や直射日光を避けやすい一方、横殴りの雨、結露、強風で舞い込む水までは防げない場合があります。海に近い場所では塩害、寒い地域では低温や凍結への適合も確認が必要です。

購入前に見るのは「IP」だけではない

  • 屋外使用に対応しているか
  • 使用温度の範囲
  • 設置できる向きと場所
  • 直射日光・塩害・結露への注意
  • 付属の防水部品と施工方法
  • 電源・LAN接続部の収め方

同じIP等級でも、メーカーが指定する設置条件や防水処理は製品ごとに異なります。取扱説明書や施工説明書まで確認して選びます。

自分で確認できること、任せたいこと

地上から、カメラが傾いていないか、ケーブルが垂れ下がっていないか、録画映像にくもりや水滴がないかは確認できます。高所へ上がる、外壁へ穴を開ける、電源配線を変更する作業は危険を伴うため、対応できる施工業者へ相談してください。

次はどれを知りたい?

参考:日本産業標準調査会 JIS検索i-PRO製品仕様(設置時の防水処理に関する注意を含む)

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