雷サージとは?家に雷が落ちなくても家電が壊れる理由

3秒でいうと:雷サージとは、落雷などによって電線や通信線へ一時的に入り込む、とても大きな電気です。自宅へ直接雷が落ちなくても、家電や設備が故障することがあります。

雷が落ちていないのに、なぜ壊れる?

雷の影響は、落ちた場所だけにとどまるとは限りません。周辺の電線などを通じて建物へ異常な電圧が入り、接続されている機器へ影響する場合があります。

さらに、雷の通り道は電源コードだけではありません。アンテナ線や通信線など、建物の外とつながる線から影響を受けることもあります。

影響を受ける可能性があるもの

  • テレビ、エアコン、パソコン
  • ルーター、電話、通信機器
  • 防犯カメラ、録画機、PoE機器
  • 店舗のレジ、予約端末、ネットワーク機器
  • EV充電設備など屋外につながる設備

雷のあと、こんな異常があったら

  • 電源が入らない、一部機能だけ動かない
  • 複数の機器が同時に不調になった
  • 焦げた臭い、煙、異音、変色がある
  • ブレーカーが落ちたまま戻らない
  • カメラは映らないが録画機は動くなど、部分的に壊れた

焦げた臭い、煙、火花がある場合は、確認のために近づいたり、何度も電源を入れたりしないでください。安全な場所へ離れ、火災の危険があれば119番へ連絡します。

雷が近づいてから、慌てて抜かない

対策をするなら雷が近づく前です。雷鳴が聞こえる状況で、慌ててプラグやアンテナ線へ触れることは避けます。屋外のアンテナ、防犯カメラ、EV充電設備を見に行ってはいけません。

雷対策機器を付ければ絶対安心?

雷保護機器は被害を軽減するための対策ですが、あらゆる落雷被害を完全に防ぐものではありません。機器用タップだけでなく、分電盤、接地、通信線、アンテナ線、屋外設備を含めて考える必要があります。

重要なデータのバックアップや停電対策も、故障を防ぐ設備とは別に準備しておきましょう。

トモネのへえポイント

雷の通り道は、コンセントだけとは限らないよ。防犯カメラやルーターは、電源と通信の両方につながっていることを覚えておこう。

専門家へ確認を任せる場面

  • 発煙、焦げ、変色、異音がある
  • 雷のあとからブレーカーが戻らない
  • 複数の設備が同時に故障した
  • 分電盤、固定配線、屋外設備を点検したい
  • 住宅や店舗全体の雷対策を考えたい

家電単体はメーカーや販売店、固定配線や分電盤は電気工事業者へ相談します。このサイトでは今後、防犯カメラ、店舗設備、EV充電設備の雷対策も個別に解説します。

次はどれを知りたい?

  • 通電火災とは?停電が直ったあとに火事が起こる理由
  • 防犯カメラは雷で壊れる?
  • PoEとは?LANケーブル1本でカメラが動く仕組み

参考:気象庁「雷から身を守るには」NITE「災害復旧時の製品事故で気を付けるポイント」

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