3秒でいうと:感震ブレーカーとは、一定以上の揺れを感知して、住宅の電気や接続した機器への電気を自動的に止める設備です。
なぜ地震で電気を止めるの?
地震で家具が倒れると、コードがつぶれたり、暖房器具へ燃えやすい物が重なったりします。停電中は何も起きなくても、電気が復旧したときに発熱・出火する場合があります。これが通電火災です。
人が避難して家にいない場合、手動でブレーカーを切れません。感震ブレーカーは、揺れを検知して電気を止めることで、地震後の電気火災を減らすために使われます。
普通のブレーカーと何が違う?
- 配線用遮断器:回路に大きな電流が流れたときに遮断
- 漏電ブレーカー:漏電を検知して遮断
- 感震ブレーカー:地震の揺れを検知して遮断
漏電ブレーカーが付いていても、揺れそのものを検知するわけではありません。それぞれ役割が異なります。
感震ブレーカーにも種類がある
- 分電盤に組み込むタイプ
- 既存の分電盤へ後付けするタイプ
- コンセントへ接続するタイプ
- 重りなどを使う簡易タイプ
住宅全体を止めるものと、特定の機器だけを止めるものがあります。製品によって電気工事の要否、作動条件、遮断までの時間も異なります。
「全部消えれば安心」とは限らない
地震時に住宅全体の電気が止まると、夜間の避難照明、医療機器、防犯設備、通信機器なども停止する可能性があります。感震ブレーカーだけを選ぶのではなく、暗い中で安全に避難するための照明や、停止すると困る設備を一緒に考える必要があります。
トモネのひとこと
揺れたら全部消えれば安心、とは限らないよ。逃げるための明かりまで、一緒に考えよう。
設置前に整理したいこと
- 分電盤の種類と建築年
- 太陽光発電、蓄電池、EV充電設備の有無
- 医療機器や停止すると困る設備
- 夜間の避難経路と停電時照明
- 家全体を止めるか、対象を限定するか
分電盤内蔵型や後付け型など、固定配線を扱う設置は電気工事士へ任せます。古い分電盤や複数の電源設備がある住宅では、設備全体を確認して選びましょう。
