3秒でいうと:通電火災とは、停電中に傷んだ配線や倒れた電気機器へ、復旧後にもう一度電気が流れることで起きる火災です。
「停電中だから安心」とは限らない
地震や台風、大雨などで停電すると、電気機器はいったん止まります。しかし、家具にコードがつぶされたり、暖房器具へ燃えやすい物が倒れたり、水濡れで設備が傷んだりしている場合があります。
その状態で電気が復旧すると、人が避難して不在でも再び通電し、発熱や火災につながる可能性があります。
地震だけの問題ではない
通電火災は地震の話として知られていますが、台風、大雨、冠水、落雷などで設備が損傷した場合にも注意が必要です。
停電したときに確認すること
- 熱を出す機器や、不意に動く機器のスイッチを切る
- 安全にできる状況ならプラグを抜く
- 避難時、安全に操作できる場合は主幹ブレーカーを切る
- 分電盤へ行くことが危険なら、操作より避難を優先する
冠水している、分電盤の周囲が濡れている、煙や火花がある場合は、ブレーカーを切るために近づいてはいけません。
電気が戻る前に見るポイント
- 倒れた家電や暖房器具がないか
- コードが家具の下でつぶれていないか
- コンセントや分電盤が濡れていないか
- 焦げ、変色、異臭がないか
- 太陽光発電、蓄電池、EV設備が損傷していないか
浸水した設備や家電は、乾いたように見えても自己判断で通電しません。固定配線や分電盤は電気工事業者、家電はメーカーや販売店へ確認します。
電気が戻ったあとも注意
復電後は、煙、焦げた臭い、異音、異常な発熱がないかを確認します。異常があれば使用を止めて安全な場所へ離れ、火災の場合は119番へ連絡してください。
トモネのひとこと
停電は「電気がなくなった」のではなく、「いま止まっている」状態。戻る前の確認が大切だよ。
平時にできる備え
- 分電盤の場所と主幹ブレーカーを家族で確認する
- 分電盤の前へ物を置かない
- 家具を固定し、コードを家具の下へ通さない
- 停電時に使える照明を用意する
- 感震ブレーカーの種類と自宅への適合を調べる
感震ブレーカーを設置するときは、夜間の避難照明や医療機器など、停止すると困る設備も一緒に考える必要があります。
次はどれを知りたい?
- 雷サージとは?
- 感震ブレーカーとは?
- 大雨で冠水したらブレーカーを切る?
